ろーきしょ!

労働基準監督官について酒を飲みながらアレコレ書くブログ

2月の監督署

 記事がどれもこれも中途半端で申し訳ないが、続きの記事作成について鋭意努力中なので、もうしばらくのご辛抱を・・・!

 

 さて、2月の監督署。署長や課長といった管理職にとっては、年間の計画が達成できるか一番気を揉む時期である。

 年度初め(正確には年度開始前、異動前の旧体制で翌年度の計画を組む)に、これから1年間、これだけの件数の監督指導をこなそうという目標が立てられる。下っ端の監督官が意識することはほとんどないが、管理職は目標が達成できないと上級庁の労働局の幹部からネチネチ言われる。そのため、目標は達成しなければという思いが強い。

 目標達成のために毎月計画を作成するわけだが、当然計画どおりに行くわけではない。労働者の相談にのって一日が終わることもある。突発的に災害が発生し、一日がかりで調査をすることもある(特に死亡災害だと目も当てられない)。労働者からの申告が立て続けに発生することもある。事業場の労務担当者から就業規則(或いはその他の書面)の作り方を教えてくれと言われ、丸一日かけて相手することもある。管内の事業場が倒産して立替払いの処理をしなければならないこともある・・・

 

 計画が思い通りに進むことはまずない。それが監督署の業務である。

 それを知ってる署長、課長は、計画がどうのこうのと監督官を責めることはまずない。が、労働局の幹部、特に本省からやってきた現場を知らないキャリアの課長や本省籍監督官は、計画達成にこだわる。まぁ、彼らにとっては大ボスの本省から睨まれてるわけだから仕方ない部分もあるが・・・

 

 2月の監督署はこれだけではない。平の監督官も含め全ての職員がソワソワする。

 

 なぜなら、

 

 

 人事異動の時期だから。