ろーきしょ!

労働基準監督官について酒を飲みながらアレコレ書くブログ

監督官の役職 方面主任監督官 その1

 監督署は大きく分けて方面制署と課制署に分かれる。過去記事でも触れたが、規模の大きい署が方面制署、規模の小さい署が課制署だ。

 監督署は全国324か所あるが(確か)、そのうち方面制署は130か所くらいである(曖昧)。

 

 地方の県庁所在地にある、つまりその県で一番大きい署は方面制署だ。多くの県は方面制署は1か所~2か所程度だが、東京都はほとんどが方面制署となる。

 

 方面制署と課制署の違いは監督部署により決まる。課制署にいる課長級の監督官は監督課長一人であるが、方面制署は課長級の監督官である「方面主任監督官」という職員がいる。方面制署は一番小さくても3方面だから、課長級の監督官が最低3人いるわけだ。

 

 「方面」という部署は聞きなれない。署外の人に対し、方面の〇〇です、と言っても、「方面って何?」という反応が来る。

 

 かつては管轄区域を分けて一方面はこの地域、二方面はこの地域、三方面はこの地域、という風に、まさに方面を分けて監督指導を行っていた。。

  

 現在はそういった区分けはしてないが、昔の名残で現在でも「方面」という部署名が使われている。

 

 さて、方面制署は現在最低でも第一~第三方面まであるわけだが、その役割分断はどうなっているのか。それは非常に複雑だ。

 

 

 続く・・・