監督署には事務官、技官、監督官の3つの官職の職員がいる、
事務官が労災補償業務と庶務業務を、技官が安全衛生業務を、監督官が監督業務をそれぞれ担ってきた、いうのが前回のおさらい。
今から約10年前、公務員の削減が特に大きく叫ばれていたとき、
「監督官も技官も事務官もバラバラに採用して違う仕事させるのって無駄じゃね?」
と誰かが言ったのか知らないが、そうして始まったのが「新人事制度」だ。
具体的には「事務官」と「技官」の採用を廃止して、
「「「監督署の業務を全部監督官にやらせよう!!!」」」
ということになった。
続く