ろーきしょ!

労働基準監督官について酒を飲みながらアレコレ書くブログ

監督署の人々 労働基準監督官 その1

 事務官、技官と続いて監督官だ。 

 採用されて1局目の3年間はよっぽどの例外を除き監督部門に配属される。

 2局目に入った4年目から徐々に道が分かれてくる。

 ここ数年は、4年目は監督部門から離れて安全衛生部門か労災部門のどちらかに配属されるという仕組みだったが、今年からは「新人事制度」の終焉により、4年目以降もほとんどの監督官が監督部門に配属されることとなった。

 

 監督官は2局目の7年目まではほぼ100%役職がつかない平の職員であるが、3局目以降からは都道府県により全く違う道を歩むこととなる。

 

 監督署というのは都道府県ごとに人気局、不人気局というものが存在する。新人から若手であれば職員の希望とは関係なく人事の都合でどの都道府県にも職員を送り込むことができるが、その都道府県に「定着する」職員となると、人事側で勝手に決めることはできないのである(この辺はまだ良心があると思う)。

 

 つまり、局によっては3局目以降の定着職員が極端に少ないところがある。

 そのようなところは単純に人が少ないので、優秀か否か関係なく早く課長級となる。

 

 採用10年目に監督課長となった知り合いは、初任監督課長研修で採用25年目の人に会ったという。局によりそれくらい課長になれるまで待っていなければならない。

 

 

 続く