ろーきしょ!

労働基準監督官について酒を飲みながらアレコレ書くブログ

12月の監督署

 12月は仕事のモチベーションが高くない月だ。ようやく1年が終わると今年の出来事を回顧し、早く年末にならないかなーと考えながら仕事をする。

 国の機関は12月29日~1月3日は年末年始休暇のため閉庁する。また、その休暇の前後に更に年次有給休暇をくっつけて休む職員も多くいる。だから12月は稼働日が少ないため、計画業務量もそれに合わせ減少する。12月は仕事をしたくないのだ。

 事業場も12月に調査に行くと「年末だから忙しい」とか何とかで1年で一番非協力的な態度をとる。それは事実なんだろうけど。

 

 12月は年末年始という長期休暇へのカウントダウンのため、何も起きてほしくないと願う月だ。しかし12月は重大な災害が起こりやすい月でもある。冬場に入ったばかりのため凍結による転倒や、工期の遅れを取り戻そうと現場が忙しくなるためだ。

 

 かつて12月27日に死亡災害が発生したときは年末年始が気が気でなかった。なぜなら司法処理、つまり刑事事件として捜査することになり、自分が捜査主任官となることが明らかだったから。そしてそれは現実となった。

 

 年末年始を楽しく過ごすためにも、12月は気を引き締めて仕事をしてほしいものだ(自分に対して書いてるためご容赦を)。