ろーきしょ!

労働基準監督官について酒を飲みながらアレコレ書くブログ

労働基準監督官の異動 その4 2局目

 ※30年採用以前の監督官の話。

 

 最初の赴任地で3年間勤務すると、別の都道府県に異動となる。これはよっぽどの事情がない限り決定事項であり、3年目の年明けあたりから監督官はソワソワしだす。

 

 さて、異動先の2局目は一体どこになるのか?

 

 監督官に限らず他の国家公務員もそうだろうが、年に1回、管理者(監督官なら署長)と身上調査のための面談を行う。そこで第3希望まで異動先を書き提出する。

 ほとんどの監督官は自分が将来定着、つまり定年まで働きたい都道府県の近隣の県を書く。例えば定着希望局が東京都なら神奈川、千葉、埼玉あたりを書くし、大阪府なら滋賀や京都、奈良あたりを書く。

 監督官の4年目、8年目の都道府県を跨ぐ異動(広域異動と呼ぶ)の場合、全く的外れな異動というのは少ない。愛媛県に定着したいから2局目に希望する異動先を香川県徳島県高知県と書いたのに東北になる、なんてことはあまりない。

 

 民間もそうであろうが、公務員の異動も希望は一応聞くけど一応な?というものであり、それが簡単に通るなんてことはないのが常であるが、監督官の場合はかなり考慮してもらえる。

 

 だから、「監督官は7年間は全国転勤だ」と以前のエントリーで書いたが、2局目の4年間は地元の隣県で働くことができる可能性が高い。

 

 まぁ、九州志望なのに北海道に決まった、というような同期もいるんだけどね・・・